ふと気づいたのは、いつだったでしょうか。
母の声が、思い出せない。
父がどんな話し方をしていたか、はっきり浮かばない。
顔は写真で見返せます。
でも、声は、どこにも残っていない。
声の記憶は、思っているよりもずっと早く薄れていきます。
そして一度薄れてしまうと、もう取り戻すことができません。
「もっと話を聞いておけばよかった」
親を亡くした方から、よくこんな言葉を聞きます。
「もっと話を聞いておけばよかった」
「仕事が忙しくて、帰省しても長く話す時間がなかった」
「親が何を考えて生きてきたのか、結局よく知らないままだった」
親が元気なうちは「いつでも聞ける」と思ってしまうものです。
次の帰省で。来年のお正月で。また今度。
でも、「また今度」は、来ないことがあります。
病気や認知症で、話すことが難しくなることもあります。
後悔は、いつも「あのとき」に戻れないから後悔になるのです。
親の「人生の話」を聞いたことはありますか
日常の会話はしていても、親の人生そのものについて深く聞く機会は、意外と少ないものです。
- どんな子ども時代を過ごしたのか
- なぜその仕事を選んだのか
- 結婚を決めたとき、何を思ったか
- 子育てで一番うれしかったこと、大変だったこと
- 人生で一番大切にしてきたもの
こうした話を親から聞いたことがある方は、実はそう多くありません。
親のほうも、わざわざ自分から話す機会がないのです。
照れくさかったり、「そんな話、誰が聞きたいの」と思っていたり。
でも本当は、聞いてくれる人がいれば、話したいと思っている方がほとんどです。
「今」だからできること
親が元気でいてくれる今。
まだ自分の言葉で、自分の声で、想いを語れる今。
この「今」は、当たり前のようでいて、実はとても貴重な時間です。
人の記憶の中で、声の記憶は視覚の記憶よりも早く薄れると言われています。写真を見れば顔は思い出せても、「どんな声だったか」を正確に思い出すのは難しい。だからこそ、声と表情を「そのまま」残しておくことに意味があります。
元気なうちに、親の声を。表情を。話し方のクセを。
映像として残しておくことができたら――。
それは将来のあなたにとって、かけがえのない贈り物になるはずです。
子どもから親への「終活プレゼント」
最近、少しずつ増えているのが、子世代から親へのプレゼントとして映像メッセージを贈るというケースです。
「終活をしてほしい」とは、なかなか言い出しにくいもの。
でも、「映像を撮ってみない?」という提案なら、少しハードルが下がります。
「お父さんの話、ちゃんと聞いてみたいんだよね」
「お母さんの声を、孫にも残しておきたくて」
こんな言葉をきっかけに、自然と親子の対話が生まれることもあります。
撮影を通じて、知らなかった親の一面を発見した、という声も。
映像メッセージは、「遺す」だけでなく「今の関係を深める」きっかけにもなるのです。
贈り方のヒント
「映像を撮ろう」と提案するとき、いくつかのポイントがあります。
1. 「終活」という言葉を使わなくてもいい
「終活」と聞くと身構えてしまう方もいます。
「家族の記念に」「孫への贈り物として」「人生の振り返りとして」など、前向きな切り口で提案すると受け入れてもらいやすくなります。
2. まずはご本人の話を「聞きたい」と伝える
「撮らせてほしい」ではなく、「話を聞かせてほしい」。
その姿勢が伝わると、親の側も「それなら」と心を開いてくれることが多いようです。
3. プロに任せるという選択
家族同士だと、照れくさくて本音を話しにくい場合もあります。
プロのインタビュアーが間に入ることで、普段は言えないことも自然と言葉にできた、という声は少なくありません。
結い言では、お子さまやご家族からのお問い合わせも歓迎しています。「親に提案したいけれど、どう切り出せばいいかわからない」というご相談にも対応いたします。
声は、時間が経つほど価値が増す
写真は、古くなるほど味わいが出ると言われます。
映像もまた同じです。
今は「照れくさい」と笑って観ていた映像が、5年後、10年後、20年後――。
その価値は、時間とともに静かに、でも確実に大きくなっていきます。
お孫さんが大きくなったとき。
結婚式のとき。
人生に迷ったとき。
おじいちゃん、おばあちゃんの声が、そこにある。
その存在が、どれほどの支えになるか。
それは、今のあなたが贈れる、最も深い贈り物かもしれません。
元気な「今日」が、いちばんいい撮影日
結い言(ゆいごん)は、鹿児島発の終活映像サービスです。
テレビ局出身のプロスタッフが、台本のないインタビュー形式で、ご本人の言葉を丁寧に引き出します。
- 言い直し自由、台本不要。自然体の姿を撮影します
- ご自宅訪問に対応。いつもの場所で、リラックスして
- 鹿児島市を中心に、九州全域でご利用いただけます
- ご家族からのプレゼント依頼も承ります
「もっと話を聞いておけばよかった」
そう思う前に、今、動いてみませんか。